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韓国の若者たちはなぜ国を出て働こうとするのか (3/5ページ)

 六本木の人気クラブで遊んでいたソウル市出身の女性・ジョンファ(24)は「私は日本に留学に来ています。日本語を学んでビジネスをするのです」と、当初は自身が”留学生”であることを強調したが、後に売春目的で来日したことを明かした。

 ジョンファと共にいた女性XとYも、同じく韓国出身で、同じ派遣型風俗店で働く同僚だ。大学卒業後、就職したものの賃金の低さや労務環境の過酷さに耐え切れずすぐに辞職。大学で日本語を学んでいた彼女たちは、ネット上で見つけた「日本で高収入のエスコート業務」という求人を見て応募し、すぐに来日した。

 「エスコートがどういう仕事かはわかっていました。韓国の女性は、国内での身分が低いので海外に出たいという人が多いし、韓人女性が海外で体を売って刑務所に行くこともあると知っています。でも、日本はしっかり面倒見てくれるし、オッパも優しい」(ジョンファ)

 酔っ払ったジョンファたちが「オッパ(お兄さん)」と呼ぶ彼女たちの世話係は、元在日韓国人で数年前に帰化した経歴を持つ高山氏(仮名)だ。風俗産業に従事した後、風俗店で働きたいという韓国人女性の斡旋や管理を行っている。高山氏へのインタビューは困難に思われたが、何度かの電話での会話を経て、筆者と会ってくれることになった。高山氏には、日本人に知ってほしい、ある「思い」があったのだ。

 「彼女たちを悪く書かないでほしい--」

 高山氏は開口一番に訴えると同時に、韓国人と在日韓国人の微妙な関係、そして不安定な日韓関係の中で暮らす韓国・朝鮮系の人々の状況について、次のように語ってくれた。

NEWSポストセブン
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