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【喫煙を考える】豊島区、独自案取りやめのワケ 反対意見が賛成圧倒…都の条例案との違いは「通報」項目 (1/2ページ)

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 先の東京都議会定例会で「子どもを受動喫煙から守る条例」が成立した。子どもと同室内や同乗車内での喫煙を禁じるほか、受動喫煙対策ができていない飲食店などに子供を立ち入らせないなどが要点で、いずれも努力義務とし、罰則規定は設けない。施行は2018年4月1日から。

 都の陰に隠れた形だが、同時期、豊島区も独自に子どもをたばこの煙から守る条例の制定を目指していた。

 子どもと同室や同じ車内で喫煙をしない、受動喫煙を防止する措置がない飲食店、カラオケボックスなどに子どもを立ち入らせないなど、規制内容は都の条例案に近く、努力義務で罰則規定がないのも同じ。ただし大きく違うのが、第9条に「通報」という項目があり、「継続的に受動喫煙を受けていると疑われる子どもを発見した者は、これを区または保健所、もしくは子ども家庭支援センターに通報することができる」とした点だ。

 また、「保健所と家庭支援センターは関係機関などと連携し、当該保護者または当該喫煙者に子どもの受動喫煙の再発防止のための指導または助言(禁煙治療の勧奨を含む)、その他の支援を行うことができる」とも挙げている。

 豊島区は当案について、6月末から20日間パブリックコメント(意見公募)を実施。「総数323件で賛成36件、反対286件、不明1件」という結果を9月29日の区議会厚生委員会で発表し、条例案の提出を当分見送ることを明らかにした。

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