記事詳細

【新・日米同盟の時代】真に対等な日米関係への転換 北や中国がもたらす危機をチャンスに変えるのは今 (2/2ページ)

 北朝鮮や中国の脅威に目覚めた日本では、ようやくそういった機運が盛り上がってきた。

 憲法9条は戦勝国により日本に課せられたハンディキャップであり、現代の不平等条約に他ならない。憲法9条あるが故に、米国が日本を守るという片務的な日米安保条約が存在し、その延長線上に日本を属国化している「日米地位協定」が存在するのだ。

 日米地位協定の治外法権を改正しようと思えば、日米安保条約をより対等なものに改正する必要がある。そして、日米安保条約を改正しようとするならば、まず憲法9条を改正しなければならない。反日左翼は日米地位協定の不平等性を指摘するが、その大もとは実は憲法9条なのである。

 真に対等な日米関係への転換を成し遂げるのに、現在は最適のタイミングである。米国にはそれを受け入れる大統領が誕生し、日本側にはそれを実行できる強いリーダーシップを持った首相が存在する。

 この2人のリーダーのケミストリー(相性)は大変良好である。北朝鮮や中国がもたらす危機を、日本のチャンスに変えるのは、今である。

 ■藤井厳喜(ふじい・げんき) 国際政治学者。1952年、東京都生まれ。早大政経学部卒業後、米ハーバード大学大学院で政治学博士課程を修了。ハーバード大学国際問題研究所・日米関係プログラム研究員などを経て帰国。テレビやラジオで活躍する一方、銀行や証券会社の顧問、明治大学などで教鞭をとる。現在、拓殖大学客員教授。著書・共著に『韓国は日米に見捨てられ、北朝鮮と中国はジリ貧』(海竜社)、『希望の日米新同盟と絶望の中朝同盟』(徳間書店)など。

zakzakの最新情報をSNSで受け取ろう