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【室谷克実 新・悪韓論】外交を動かすのはジェイン氏でなくジョンイン氏 約束遵守の思考なし、考え方は双生児 (2/2ページ)

 「三不」とは、(1)高高度ミサイル防衛網(THAAD)を追加配備しない(2)米国のミサイル防衛(MD)システムに参加しない(3)韓米日3カ国の軍事同盟に発展させない。中国の要求どおりの内容だ。

 「南北関係がうまく解決すれば、韓米同盟にこだわる理由がない」とも述べた。

 すると、ジョンイン=ジェインの心を忖度(そんたく)したのか。韓国大統領府の経済補佐官が唐突に記者会見して、首脳会談の記者発表文の最初に書かれている「インド・太平洋構想」について、「韓国は加わる必要がない」と述べた(=なぜ、担当の違う補佐官が出てきたのかは不明)。

 記者発表文の配布から17時間後だった。韓国との約束は24時間ももたなかったのだ。

 さらに韓国は、予定されていた日米韓3カ国合同軍事演習にもケチを付け、「3カ国合同」ではなく「日米」と「米韓」が別途にする演習にさせた。「三不」の(3)だ。

 まさに、「韓国の外交・安保政策は、ジェインではなくジョンインが言う通りに動いている」(韓国人ジャーナリスト)。そこに「約束は守らなくてはならない」という思考はない。

 冒頭に述べた起訴は「道路公社に個人の意見を述べただけ」という珍判断で無罪になった。その開発会社には息子が就職している。その息子は、早々と韓国籍を放棄して米国籍になり、韓国での兵役を逃れていた。滅びゆく国では「よくあること」だ。

 ■室谷克実(むろたに・かつみ) 1949年、東京都生まれ。慶応大学法学部卒。時事通信入社、政治部記者、ソウル特派員、「時事解説」編集長、外交知識普及会常務理事などを経て、評論活動に。主な著書に「韓国人の経済学」(ダイヤモンド社)、「悪韓論」(新潮新書)、「呆韓論」(産経新聞出版)、「ディス・イズ・コリア」(同)などがある。

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