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北、トランプ氏の「テロ国家指定」に反発か 朝鮮半島にミサイル発射兆候、「異次元の危機」突入の可能性 (1/3ページ)

 ドナルド・トランプ米大統領が、北朝鮮に「最後通告」を突き付けた。ホワイトハウスで20日午後(日本時間21日未明)開いた閣議で、国際社会の警告を無視して「核・ミサイル開発」を強行し、化学兵器で“要人”を暗殺する北朝鮮を「テロ支援国家」に再指定すると表明したのだ。金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長の統治継続を拒否し、「最大限の圧力」を徹底する意思表示とみられる。北朝鮮では、トランプ政権の対応に反発したのか、弾道ミサイル発射の兆候も確認された。年末を前に、朝鮮半島が「異次元の危機」に突入する可能性が高まってきた。

 「米国は本日、北朝鮮を『テロ支援国家』に再指定する。何年も前にこうすべきだった」「再指定で『犯罪政権』を孤立させるため、『最大限の圧力』を加える取り組みに弾みがつく」

 トランプ氏は20日の閣議冒頭、こう宣言した。厳しい表情を一切崩さなかった。北朝鮮の「テロ支援国家」の指定は9年ぶりとなる。

 再指定の理由として、トランプ氏は、正恩氏の兄、金正男(キム・ジョンナム)氏が今年2月、猛毒の神経剤VXによってマレーシアで暗殺された事件を念頭に、「北朝鮮は核で世界を威嚇するだけでなく、他国で暗殺を含む国際テロを繰り返し支援してきた」といい、北朝鮮を非難した。

 北朝鮮は、国連安全保障理事会や世界各国の制裁を無視して、米本土を狙う核搭載ICBM(大陸間弾道ミサイル)の開発に狂奔してきた。今年6月には、北朝鮮に拘束されていた米国人大学生、オットー・ワームビア氏=当時(22)=が昏睡状態に陥り、解放直後に死亡した。

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