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【菊池雅之 最新国防ファイル】北は「核戦争勃発の前奏曲」と挑発 米韓合同演習『ビジラント・エース』は来たるべき有事の“展開訓練” (1/2ページ)

 韓国全土で4日から8日まで、米韓合同演習「ビジラント・エース」が行われている。空軍中心の年次演習であり、両軍合わせて航空機230機、1万2000人の将兵が参加する過去最大規模のものとなった。

 米軍は、F22「ラプター」や、F35「ライトニングII」といった最新鋭ステルス戦闘機のほか、B1B戦略爆撃機「ランサー」や、E3早期警戒管制機などが参加した。

 戦闘機同士が戦う空対空戦闘から、地上施設を精密攻撃する空爆訓練などが行われていく。この陣容や、演習内容などから、これが対北朝鮮を想定した訓練であるのは明らかである。

 韓国空軍は、対地攻撃能力の向上に力を入れている。期待されるのが、F15K戦闘機に搭載できる射程500キロの空対地ミサイル「タウルス」だ。今年9月に初めて射撃訓練を実施した。発射された「タウルス」は障害物を避けながら飛行し、約400キロ離れた模擬建屋へと命中させることに成功している。今回の演習でも、「タウルス」の射撃訓練は行われるものと思われる。

 韓国としては、戦火が国土に広がる前に、迅速に北朝鮮の軍事施設を破壊できるかに国家の命運がかかっている。ここに時間がかかれば、北朝鮮と隣接するため、人的・経済的損失は甚大なものとなってしまう。こうした「演習を行うこと」は非常に重要だ。

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