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【警戒せよ!生死を分ける地震の基礎知識】中国の人工衛星落下で日本に影響は? 世界の陸地の0・28%の面積、確率は高くはないが… (1/2ページ)

 地震は地球の内部が原因で起きる災害だ。しかし地球の外から来る災害もある。

 中国の宇宙ステーション実験機「天宮1号」が、これから4月までのいつか、地球に落下する可能性が大きくなってきた。重さ約8・5トンもある。

 これは2011年9月に打ち上げられたもので、16年に制御不能になって、地球の引力で落ちてきている。

 以前、米国ボーイング社製のロケット「デルタ」の推進剤タンクが米国テキサス州に落下したことがある。ドラム缶よりはるかに大きなものだった。幸い人のいないところに落ちたが、落ちる場所によっては大事故になったかもしれない大きさだった。

 いままでも放棄された宇宙船や使用済みの打ち上げロケットが地球に落ちてきている。

 大気圏に落ちてくるときにバラバラになるが、小さなものは大気圏との摩擦で溶けてしまう。だが、大きなものは地表まで落ちてくる。

 部品の中にある部品の中に、さらに部品がある場合がある。これらは「マトリョーシカ効果」で溶けにくい。また、人工衛星や宇宙船に使われているチタンやガラスや耐熱素材で包まれている燃料や酸素や水のタンクのような貯蔵容器は溶けにくい。

 地球上に落ちても事故を起こしにくいように、落下地点を選べる落下物もある。そのときに選ばれるのは「太洋到達不能極」と呼ばれているところで、陸地から遠い南太平洋の一地点だ。そこは南緯49度、西経123度にあり、いちばん近い陸から3000キロ近く離れている。地球上でほかのどこよりも陸地から遠い南太平洋の一地点だ。

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