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文大統領、中国への親近感アピール?独立運動の拠点訪問「韓国の根であり、建国の始まりだ」

 韓国の文在寅大統領は16日、訪問先の中国・重慶で、日本の植民地時代に朝鮮半島出身の独立運動家らが1919年に上海で樹立し、重慶に移された「大韓民国臨時政府」庁舎の跡地を訪れ、「臨時政府は韓国の根であり、建国の始まりだ」と述べた。文氏は4日間の訪中を終え、16日帰国した。

 韓国では建国日を巡り、臨時政府に由来する19年を主張する文氏ら革新系と李承晩政権樹立の48年とする保守派の間で論争となっており、文氏は改めて持論を強調した。中国と共に展開した抗日運動の拠点を訪れ、中国への親近感をアピールする狙いもあるもようだ。

 文氏は独立運動家の子孫らと面会。臨時政府発足から100年となる2019年に韓国に記念館を設立するとした。

 文氏はその後、重慶市トップの陳敏爾市共産党委員会書記とも会談し、臨時政府の部隊「光復軍」司令部の建物を復元する作業を再開することで合意した。中韓関係の悪化で中断していた。

 上海の臨時政府庁舎には朴槿恵前大統領らも訪問した。(共同)

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