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粛清の陰で…正恩氏が妹大抜擢の「シスコン人事」 労働党行事で最前列に着席 (1/2ページ)

 北朝鮮の無慈悲な独裁者、金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長が、「シスコン人事」で妹の与正(ヨジョン)氏を大抜擢(ばってき)している。今月21日の党の行事では、ナンバー2の幹部らとともに会場最前列に座る与正氏の姿が確認された。幹部を次々と粛清・更迭する正恩政権にあって、寵愛を集める妹がキーパーソンの一人となっている。

 韓国紙、東亜日報(日本語版)によると、21日に開かれた「朝鮮労働党細胞委員長大会」で、与正氏が会場ひな壇の最前列に座った。正恩氏から右に5番目の席で、同じ列にはナンバー2とされる崔竜海(チェ・リョンヘ)党副委員長ら幹部が座っていたという。同紙は与正氏について、北朝鮮での序列「10位圏実力者」という分析も出ていると指摘した。

 与正氏は正恩氏の3歳違いの妹で、スイス留学から帰国後に金日成(イルソン)総合大学で学んだ。父の正日(ジョンイル)総書記が死去した2011年末、正恩氏とともに弔問者を迎えた際、初めて妹として公式に姿を現した。

 これまで、正恩氏の視察日程や出席行事を取り仕切ったほか、ガールズバンド「牡丹峰(モランボン)楽団」の公演の演出、正恩氏の妻、李雪主(リ・ソルジュ)氏のファッションも手がけたとされる。

 14年に政権の正当性を内外に伝える党宣伝扇動部の副部長に就任し、今年10月の党中央委員会総会では、政治局員候補に選ばれた。ちなみに、この総会で中央委員候補に抜擢された牡丹峰楽団の玄松月(ヒョン・ソンウォル)団長は、かつて正恩氏の「元恋人説」もあった人物だ。

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