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米、南北対話で韓国見放しも…危険な誘いに乗った文政権 北は平昌五輪を「エサ」に米韓関係の分断狙い (2/2ページ)

 平昌五輪を「エサ」にして、米韓関係の分断を図ろうとしている狙いが透けてみえるが、文政権は危険な誘いに乗った。

 文大統領は2日、正恩氏の発言を「歓迎する」と表明し、南北対話の早期再開と北朝鮮の五輪参加に向けた準備を指示した。韓国政府は、南北当局者の高官級会談を9日に板門店で開催するよう北朝鮮側に提案した。

 韓国の前のめりな姿勢に、米国は懐疑的だ。

 トランプ大統領は2日、ツイッターに「ロケットマン(正恩氏)が初めて韓国との対話を求めている。良いニュースかもしれないし、そうでないかもしれない。様子をみよう!」と書き込んだ。

 ニッキー・ヘイリー国連大使は同日、「北朝鮮がすべての核兵器を放棄する何らかの措置を取らない限り、いかなる対話も真剣に受け止めることはない」と断言した。

 複数の米メディアは、北朝鮮が今週または来週にも、ICBM(大陸間弾道ミサイル)を発射する可能性があると報じている。

 こうしたなか、米政府関係者と北朝鮮当局者が昨年12月、北京で極秘協議を行っていたことが分かった。トランプ政権内で「対北融和派」が巻き返したとの見方もある。

 北朝鮮の魂胆をどう分析すべきか。

 麗澤大学の西岡力客員教授は「国際社会の制裁が一定程度効いてきて、北朝鮮国内に動揺が起きている。このため、国際包囲網の中で、一番弱い韓国に平昌五輪を口実に接近してきたのだろう。北朝鮮への接触自体は非難できないが、何らかの見返りを出すようなことをすれば、米国などへの『裏切り』となる。米国が韓国を制裁の対象にすることも考えられる」と指摘し、続けた。

 「米国は韓国を守るというよりも、自国を守るために、北朝鮮の『核・ミサイル開発』をやめさせなければならない。韓国を抜きにした軍事作戦を、より一層考えるようになるかもしれない」

 韓国の態度次第では、日本もこれまで以上の覚悟が求められる。

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