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北朝鮮、突然の視察団派遣中止 対韓狡猾作戦、“五輪不参加”脅す意味合いも (1/2ページ)

 北朝鮮がまた、ドタキャンで狡猾な揺さぶりをかけてきた。北は来月9日に開幕する平昌(ピョンチャン)冬季五輪に芸術団「三池淵(サムジヨン)管弦楽団」を派遣するため、事前に現地を視察する代表団7人を20日から訪問させることにしていたが、19日深夜になって中止を通知した。理由は明らかにしていないが、専門家は「今後の南北の交渉を有利に進めるための駆け引き」とみている。

 韓国統一省によると、訪問前日の19日午後10時ごろ、軍事境界線にある板門店(パンムンジョム)の連絡チャンネルを通じ、急きょ視察団の派遣を中止すると通知してきたという。

 北の五輪参加に絡む初の訪問団として、公演する韓国の首都・ソウルや北東部江陵(カンヌン)を訪れる予定だったが、突如の中止により韓国側は対応に追われることになった。

 北は19日の当初の通知文で、金正恩朝鮮労働党委員長の元カノで、女性音楽グループ「牡丹峰(モランボン)楽団」の玄松月(ヒョン・ソンウォル)団長を三池淵管弦楽団の団長とし、玄氏が一行を率いる方針を伝えていた。

 南北を結ぶ朝鮮半島西部の京義線道路を通って訪問する予定で、公演会場や日程、内容などを協議し、ソウル-江陵間の移動には高速鉄道KTXを使う可能性も指摘されていた。

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