記事詳細

部下かばい…草津噴火で亡くなった自衛隊員の人柄 近所の女性「本当に優しい人」

 草津白根山の本白根山(群馬県草津町)の噴火で、死亡した陸上自衛隊第12旅団第12ヘリコプター隊所属の伊沢隆行陸曹長(49)=3等陸尉に特別昇任=は、スキー訓練中に部下をかばい、噴石の直撃を受けていた。知人は「伊沢さんらしい」とその人柄を回顧する。

 陸自によると、23日午前、スキー訓練で上級者グループ8人が山頂から滑り始めて数分後に噴火が発生。隊員らはコース脇の雑木林に避難したが、噴石は数分間降り続いた。伊沢さんは部下の隊員をかばおうと上に覆いかぶさったところ、背中に噴石が直撃。搬送中に心肺停止となり、病院で死亡が確認された。

 伊沢さんは専門学校卒業後に陸自に入隊、20年以上勤務した後、青森県で整体院を開業。昨年に古巣の自衛隊に再入隊したばかりだった。妻と4人の子供がいる。

 整体院の近所の人は「面倒見が良く、いつも笑顔にあふれていた」といい、近所の女性(69)は「本当に優しい人だった」と振り返った。

 5年前に整体の勉強で知り合った群馬県安中市の整体師、河村哲也さん(36)は「整体を通じて世界の笑顔に貢献したい」と語っていたという。どんな時も人のために尽くす人だったようだ。

zakzakの最新情報をSNSで受け取ろう