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“出川組一文無し” コインチェック、仮想通貨580億円流出 27歳社長ずさん管理も大量CM (1/2ページ)

 ヤバいよ、ヤバいよ~。仮想通貨の一種「NEM(ネム)」約580億円分が不正アクセスで盗まれた取引所運営大手コインチェック。27歳社長は、26日深夜の会見でセキュリティーの甘さを追及され顔面蒼白だったが、泣きを見たのは一般投資家だ。昨年暮れから人気タレントの出川哲朗(53)を起用したテレビCMを大量に流したことで大損する新規参入組が続出する恐れもある。取引所は金融庁にも登録しておらず、先行きもヤバすぎる。

 「流出した仮想通貨は取り戻せない」「最悪の場合は顧客資産を返せない」。ゾッとするような見解をコインチェックは示した。取引所の被害額としては過去最大規模となるが、流出したのは全て顧客の資産で、被害人数は確認中という。

 ネム以外の仮想通貨を取引している人も被害を受ける恐れがある。

 コインチェックによると、26日午前3時前に不正アクセスがあり、ネムのほぼ全額が外部に送金された。社内で異常を感知したのは約8時間後の午前11時というお粗末ぶり。同日午後には全ての仮想通貨だけでなく、日本円の出金も停止し、利用者は自らの資産を引き出せなくなった。

 同日深夜の記者会見で浮き彫りになったのは、顧客資産を守る取り組みの遅れだった。

 コインチェックは「ホットウォレット」と呼ばれるネット上の口座でネムを保管しており、ネットに接続しないオフラインの「コールドウォレット」で管理する場合と比べて安全性が低い状況だった。

 和田晃一良社長は、技術的な難しさと人材不足のため、オフラインの口座で保管する技術の開発が終わっていないと釈明した。

 同社はまた、仮想通貨の秘密鍵を複数に分割して盗難被害からの安全性を高める「マルチシグ」と呼ばれるシステムも導入していなかった。会見で「セキュリティーが甘かったのではないか」と問い詰められた和田社長は、顔面蒼白で絶句する場面もあった。

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