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道教大、TOEIC得点足りず4年生240人のうち3割卒業ピンチ

 TOEICの得点を卒業要件にしている北海道教育大函館校の国際地域学科地域協働専攻で、4年生240人のうち3割に当たる約70人の得点が足りず、補講や追試で対応することが分かった。3月に卒業するには、2月の追試が最後のチャンスとなる。大学側は、英語の授業数を増やすなど2018年度のカリキュラム見直しを検討している。

 TOEICは、英語能力を検定する990点満点の試験。大学によると、英語の習得に力を入れる地域協働専攻では、専攻内のグループごとに640点と480点を合格ラインに設定していた。

 ただ、昨年12月の試験でも合格ラインに達しない学生が多かった。留年による就職内定取り消しを懸念した教職員から「合格ラインを下げるべきだ」との意見も出たが、公平性の観点から見直さなかった。TOEICの得点が卒業要件となることは、入学前から周知していたという。

 TOEICを日本で運営する団体によると、大学4年の平均点は16年度で513点。函館校の伊藤泰広報室長は「合格ラインは決して高くないが、カリキュラムの改善も検討したい」と話した。

 北海道教育大は国立で、14年度に新設された国際地域学科は1期生が今年卒業を迎える。

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