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35年ぶりの天体ショーも巨大地震の引き金か? 今宵は「スーパー・ブルー・ブラッド・ムーン」、東日本大震災では8日後にも…

 31日の夜は、月をめぐる特異な現象が3つ重なることになる。その名も「スーパー・ブルー・ブラッド・ムーン」。日本では約35年ぶりの天体ショーとなるが、満月や新月の前後に巨大地震の多くが起きているというのも気になるところだ。今回は大丈夫なのか。

 宇宙や天文に関する情報を扱うスペース・ドット・コムなどによると、31日は、月が地球に近づいた状態で満月となる「スーパームーン」と、1カ月に満月が2度来る「ブルームーン」、そして月が地球の影の中に入る皆既月食により赤銅色に見える「ブラッドムーン」が重なる。日本など東アジアでは1982年12月以来、約35年ぶりの現象としている。

 日本で皆既月食が起こるのは31日午後9時51分から11時8分の間。ただ、気象庁によると、全国的に曇りがちな空模様で、晴れる可能性があるのは北海道東部の一部などに限られるという。

 気になるのは月と地震の関係だ。地球と月、太陽が直線で並ぶ新月と満月のころ、引力は最も強くなり、海は大潮を迎える。東大の研究チームは、2004年のスマトラ島沖地震や10年のチリ地震、11年の東日本大震災などマグニチュード(M)8・2以上の巨大地震12例のうち9例は、月の引力が強かった日だったとしている。東日本大震災では発生から8日後の3月19日にスーパームーンを迎えていた。

 本紙で「警戒せよ! 生死を分ける地震の基礎知識」(木曜)を連載する武蔵野学院大の島村英紀特任教授は「皆既月食が起こるということは太陽と地球と月が一直線になり、さらに月が普段より地球に近づくため、より強く引力が働くことになる」と解説する。

 地震との関係については「地震は引力、気圧、雨などさまざまな要因が関係しているとされる。地下でひずみが起こり、地震がギリギリで起こりそうになっているときに、月や太陽の引力がその最後の引き金になっている可能性は考えられるだろう」と指摘した。