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【松井一郎 維新伝心】平昌五輪で得したのは北朝鮮 核開発の時間稼ぎ、国際社会の包囲網切り崩し (2/2ページ)

 両国は38度線で南北に分かれており、軍事衝突が起これば、境界線から約30キロというソウルの被害は甚大だ。北朝鮮から大量の難民が押し寄せることを防ぎたい気持ちも理解できる。

 平昌五輪で、南北選手団は開会式で合同入場行進し、アイスホッケー女子では合同チームで戦う。朝鮮半島の平和を目指して、両国が友好ムードを醸し出している。

 だが、この間も北朝鮮が「核・ミサイル開発」を続けており、「世界の脅威」となっていることを忘れてはならない。

 平昌五輪後も懸念がある。国際社会で決まった北朝鮮への圧力や制裁を、韓国が実行できるかどうかだ。各国が一致して行動しなければならず、抜け道の存在は許されない。

 皮肉なことだが、平昌五輪で最も得をしたのは北朝鮮だ。「核・ミサイル開発」の時間稼ぎに利用できるうえ、協力姿勢を見せることで、国際社会の包囲網を切り崩すことができる。平昌五輪は、北朝鮮にとって絶好のイベントになった。

 日本国内で「あまり五輪が盛り上がっていない」と感じるのは、韓国との関係に加えて、北朝鮮の存在が影を落としているのではないか。絶えず国の上空をミサイルで脅かされている状況では、意識してしまう。

 南北の友好ムードが強調されても、日本国民には「北朝鮮が五輪を有利に使っている」と感じる。素直に祝福できない部分もあるだろう。(日本維新の会代表、大阪府知事・松井一郎)

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