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【山口那津男 本音でズバッと】トランプ政権の対北姿勢は明確だ 平昌五輪を「平和と安定」築き上げる好機に (2/2ページ)

 また、「北朝鮮の核ミサイルは近いうちに、米本土に脅威を与える可能性があり、これを食い止めるために最大限の圧力をかけ続ける」と述べて、重点的に取り組む姿勢を示した。

 この演説直前に、トランプ政権は北朝鮮への軍事力行使に抵抗した駐韓米大使候補のビクター・チャ氏(ジョージタウン大学教授)の就任を「白紙」にしたとも報道された。トランプ政権の北朝鮮に対する態度は明確に思える。

 このトランプ大統領の「大陸間弾道ミサイル(ICBM)の完成が、米本土の脅威となる」との認識に立てば、日本列島を越えて太平洋に弾道ミサイルが何度も落ちた経験を持つ日本は、すでに脅威のただ中にいることになる。

 現に、北海道からとらえた、ミサイルが日本海に落下していくニュース映像を見た外国の国連大使の中には、涙を流して日本に同情の念を示した人もいるそうだ。

 安倍首相は3日、トランプ大統領と電話会談を行い、「北朝鮮に最大限の圧力をかけ続ける」とした大統領演説を評価し、マイク・ペンス副大統領とともに五輪参加の際、日韓首脳会談を行うことを伝えるとともに、「日米韓の連携」による圧力を高め、北朝鮮から話し合いを求めてくるようにすることで方針を一致させた。

 五輪後、対話継続で解決に向かうと楽観視はできない。「未曾有の危機」を乗り越えるべく、予断を許さない展開が待ち受ける。(山口那津男・公明党代表)

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