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韓国、北朝鮮に屈服、万景峰号入港あっさり認めた文政権 中央日報「韓日米の連携に亀裂」 (2/3ページ)

 文政権のこの措置に、韓国の保守系メディアは疑問の目を向けている。

 朝鮮日報(日本語版)は6日、《万景峰号で芸術団派遣、制裁崩しを狙う北朝鮮》という見出しの記事で、「韓国政府は、米国などと十分に事前調整することもなく北朝鮮の要求を受け入れてから『後始末』をする-という動きを繰り返し、問題を大きくしている」と指摘した。

 記事では、外交消息筋の話として「国際社会による北朝鮮制裁の骨幹を成しているのが金融制裁と海運制裁。万景峰号の投入は、韓国を利用して海運制裁を崩す」という“制裁破り”の見方を紹介している。

 中央日報(同)も同日、《北の万景峰号カード、韓日米の海上制裁連携に亀裂も》という記事で、北朝鮮が五輪を悪用して、高官級代表団を率いる金永南(キム・ヨンナム)最高人民会議常任委員長の来韓に、国営「高麗航空」の利用を画策する危険性に言及した。

 高麗航空の往来を認めることは、「国連制裁違反に抵触する」との見方もある。だが、金永南氏の90歳という年齢や健康を理由に、北朝鮮がゴリ押ししてくる恐れがあるのだ。

 いくら「平和の祭典」とはいえ、制裁を骨抜きにするような北朝鮮の要求に、韓国はなぜ屈し続けるのか。

 朝鮮半島情勢に精通する麗澤大学の西岡力客員教授は「文大統領はじめ文政権の幹部たちの大部分は、主体(チュチェ)思想派で主体思想にシンパシーを持っており、不思議ではない」と批判し、続ける。

 「問題は、韓国が裏でカネを渡さないかということだ。米国が監視を強化しているため、金融機関を利用した送金は困難だろうが、万景峰号は日本からドルや円を北朝鮮に持ち出した過去がある。現金でドルを持ち出される恐れはあるのではないか」

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