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【高橋洋一 日本の解き方】岩田日銀副総裁、消費増税の「影響」指摘で話題に 黒田総裁を批判できず、5年間よく耐えた (2/2ページ)

 筆者が公表した計量分析結果について、岩田氏から問い合わせを受けたので、おそらく経済の専門家の立場から、消費増税の悪影響をきちんと把握していたのだろう。

 インフレ率などのマクロ経済指標が、単純な1つの政策で決まることはまずない。少なくとも、金融政策と財政政策の2つを同時に考慮しなければ正しい分析はできない。

 もちろん、岩田氏はマクロ経済分析の専門家なので、モデル分析はお手のものだ。筆者は、岩田氏を批判するマスコミなどで、モデル分析ができる人にお目にかかったことがない。

 黒田東彦日銀総裁は、消費増税でも悪影響がないと言って間違えた。岩田氏は副総裁の立場なので総裁を批判できず、5年間もよく耐えた。そして、金融政策の根幹ともいえる雇用では顕著な成果を出した。(元内閣参事官・嘉悦大教授、高橋洋一)

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