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【菊池雅之 最新国防ファイル】視界360度操縦士と機体が一体化、最新鋭ステルス戦闘機「F-35A」 (2/2ページ)

 16年より米軍にて実験が開始されたばかりで、まだ実用化には至っていないが、日本も同じように、海上自衛隊の「こんごう」型や「あたご」型イージス艦、陸上配備型システム「イージスアショア」と、F-35によるNIFC-CAを構築することになるだろう。

 F-35用のヘルメットは、1個約4500万円もする。これをかぶることで、機体とパイロットを一体化させる。機体表面には6個のセンサーカメラが取り付けてある。各カメラの映像はつなげられ、360度の映像としてバイザーの内側に投影される。

 例えば、パイロットが下を向けば、自分の体、そして機体をも透過し、眼下の景色が映し出される。まるでパイロットが鳥のように空を飛んでいるかのような操縦を可能とした。

 現在、「F-4ファントム」を運用している第302飛行隊(茨城県・百里基地所属)は、今年度末までに三沢基地へと移駐し、臨時F-35A飛行隊と合併改編する。これに伴い、F-35Aを運用する新第302飛行隊へと生まれ変わる計画だ。唯一残ったファントム飛行隊である第301飛行隊(百里基地所属)についても、2020年までに全機をF-35Aへと入れ替え、三沢基地へと移駐する。

 ■菊池雅之(きくち・まさゆき) フォトジャーナリスト。1975年、東京都生まれ。陸海空自衛隊だけでなく、各国の軍事情勢を取材する。著書に『こんなにスゴイ! 自衛隊の新世代兵器』(竹書房)、『ビジュアルで分かる 自衛隊用語辞典』(双葉社)など。

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