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【福島から日本復活】非科学「放射線恐怖症」の原因と病理 チェルノブイリと混同、科学的根拠ゼロの仮説に盲従 (1/2ページ)

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 福島原発事故後、日本国民の多くが非科学「放射線恐怖症」にかかってしまった、主な原因と病理を以下に述べる。

 第1は、旧ソ連のチェルノブイリ原発事故との混同だ。

 福島原発事故は、原子炉の圧力容器と格納容器が収まっている建屋内の水素と水蒸気の圧が高まって、漏れた水素が引火して建屋が吹き飛んだに過ぎない。チェルノブイリ原発は格納容器もなく、核燃料を含む原子炉本体が爆発した。

 第2は、自然界には存在しない物質(放射性物質)が放出されたと誤解させられた。福島原発から放出された放射性物質は、すべて微量ながら自然界にもともと存在している物質である。

 第3は、「線量」と「線量率」の違いが理解されなかった。

 「線量(Dose)」は、放射線照射・被曝(ひばく)時の放射線の積算(累積)の総量(積分値)に過ぎない数値である。「線量率(Dose-Rate)」は、放射線照射・被曝時の放射線の強さ(微分値)であり、放射線医科学における最重要用語である。

 事故後、原子炉建屋外の毎時マイクロシーベルトレベルの線量率の放射線は、人体や動植物に何らかの害が生じるレベルからは約1億分の1以下という、放射線医科学でいう「極低線量率放射線」である。

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