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東京都の地域別地震危険度、杉並&世田谷区は2ランク急上昇 住民女性「木造住宅が多くて火事が怖い」

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 東京都が発表した地震の地域別危険度に関する調査で、5年前の前回調査から、総合危険度が5段階評価で2ランク上昇した地点が7カ所あった。このうち杉並区天沼1丁目は「最も危ない」5に、世田谷区上祖師谷3丁目は「2番目に危ない」4となっている。

 「道が狭くて、木造建築の住宅も多いし、火事が怖いよね」と、天沼1丁目に住む50代の女性は心配そうに話す。周辺は古い木造建築の住宅が立ち並び、自動車の通行も難しそうな狭い道が多い。都の調査でも「災害時活動困難度」が前回調査の2から5に大きく引き上げられたことが総合危険度上昇の主要因となった。

 この現状について杉並区危機管理室防災課は「区独自でも災害予想マップを公開しているため、都の調査発表と区の調査とを総合的に判断したい」と話した。

 一方、世田谷区上祖師谷3丁目では、60代女性の住民が「確かに建物も低くて住宅は多いけど、密集しているのはどこも同じじゃない?」と首をかしげる。都の調査では、建物倒壊危険度が2から3、火災危険度と災害時活動困難度がともに2から4にそれぞれ引き上げられた。たしかに築年数の浅い住宅や建設中の建物も多く存在し、どこにでもある住宅街にもみえる。ただ、一部では木造の住宅がひしめく地域も見受けられる。

 世田谷区防災街づくり担当部防災街づくり課は「住民の声があがったり、街づくりの計画を練る段階で危険性があると判断されれば、議会に報告するなど速やかに対応したい」とした。

 調査方法が一部変更されたことでランクが大きく変わったとみる関係者もいる。ただ、災害対策を怠れないことはいうまでもない。

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