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【日本の元気】北陸豪雪、トンネルを抜けた先は尋常ではない雪世界だった (2/2ページ)

 つまり、猛烈な積雪でどこまでが道路かの識別が難しかったため、トレーラー貨物車の後輪が足をとられ、側溝を越えて道をふさいだ。そのため最大66時間、約1500台が通行止めとなったのだ。

 国道8号と交差する道路で右や左に逃げられなかったのかという疑問も起きたが、この区間には平時でも大型トラックが右折、左折し迂回できる大きな道路は少ない。報道機関が入れなかった現場の写真も見せてもらったが、この雪では迂回など不可能だったことがよくわかった。

 福井県は、福井平野の南端にある北陸トンネル部分の木ノ芽峠(標高628メートル)で「嶺北(越前地方)」と「嶺南(若狭地方)」という2つの地方にわけられるが、ここも道路勾配がきつく大雪での通行止めを経験してきた。だが、今回は真反対の北端が雪で遮られたのだ。同じ県でも、どこに多くの降雪が続くかで災害の状況が異なる。そのことも、豪雪災害の対応の難しさだと実感した。

 今回の大雪による教訓は多々あり、あらためて報告します。

 ■山根一眞(やまね・かずま) ノンフィクション作家、獨協大学特任教授。1947年、東京生まれ。獨協大学ドイツ語学科卒。執筆分野は先端科学技術、環境、巨大災害、情報の仕事術など幅広い。近刊は『理化学研究所 100年目の巨大研究機関』『スーパー望遠鏡「アルマ」の創造者たち』。理化学研究所相談役、JAXA客員、福井県文化顧問、3・11大指復興アクション代表、日本文藝家協会会員。

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