記事詳細

【新・カジノ情報局】日本がモデルとするシンガポールのカジノ ヒント得た“慎太郎構想” (2/2ページ)

 その結果、本家ラスベガスの経営者も自らIRと名乗るほどになり、日本政府もシンガポールがモデルだと公言するほどカジノのイメージを刷新した。

 だが褒められることばかりではない。シンガポールのカジノは客を楽しませる視点に欠け、利益至上主義に陥っているのも事実である。

 例えばルーレットでは、本来対極に位置しなければならない0と00が同じ位置に並んで配置されている。

 詳しい理由はまたの機会とするが、これは特定の賭け方(アウトサイドという)の際、ディーラーの総取りとなる確率が高く、客に不利なため、シンガポールでルーレットをしているのはそうしたことを知らない初心者ばかりである。 

 もう一つ問題もある。ギャンブル依存症対策として自国民から高額の入場料を取っている点だ。日本でも約1万円の入場料を取る案が持ち上がっていたが、これでは依存症を防ぐどころか、取り返そうとしてハマる人を生むなどかえって悪影響があるため、依存症研究者などから懸念の声があがっていた。

 21日、政府はそれを2000円まで下げる修正案を発表したが、悪い点までマネしないよう日本政府には注意してもらいたい。(松井政就・作家)=次回は片山真の「ポーカー“超”入門」

zakzakの最新情報をSNSで受け取ろう