記事詳細

米、南北“時間稼ぎ”会談に拒絶声明 “共犯”文政権には経済で「鼻血作戦」発動も (2/2ページ)

 北朝鮮外務省が25日に出した報道官談話でも、「われわれは米国が荒く出ようと、荒っぽく狂気を振るおうと、朝鮮式の対応方式で米国を手なずけ、馴らすであろう」と、米国を威嚇した。

 これでは、米朝対話は成立しない。

 米国の“対北塩対応”は、訪韓したトランプ米大統領の長女、イバンカ大統領補佐官の態度からも見て取れる。米政府高官は25日、イバンカ氏と北朝鮮代表団との接触がなかったと明らかにした。

 閉会式直前に、韓国側が北朝鮮代表団を招いた夕食会に1人が出席しなかったことで、「米側と接触したのではないか」との憶測も出ているものの、イバンカ氏と英哲氏が閉会式で握手もしなかったことは、米朝の雪解けは遠い現状を示している。

 米朝対話に前向きとも受け止められる意思を示した北朝鮮の狙いは何か。

 国際政治学者の藤井厳喜氏は「北朝鮮が核放棄をするわけもなく、米国とは対話の前提がかみ合っていない。北朝鮮は軟化したような口ぶりだが、これまでと立場は全く変わっていない。『核・ミサイル開発』の時間稼ぎでしかない」と喝破する。

 北朝鮮の「微笑み外交」に屈した文政権も“共犯”というべき存在だ。五輪を理由に「例外措置」として国際制裁を骨抜きにするような対北支援を連発しており、北朝鮮の「時間稼ぎ」を側面支援している。

 藤井氏は「文氏の本音は『北朝鮮大好き、米国大嫌い』だ。北朝鮮が朝鮮民族の正しいナショナリズムを代表していると考えているようだ。『米国・日本に韓国は支えられてきた』と、これまでの韓国のあり方も否定している」と指摘する。

 とんでもない話だ。

 トランプ氏は23日、北朝鮮への対応について「制裁に効果がなければ第2段階に移行せざるを得ない」「第2段階は手荒な内容になる」と警告した。

 この警告は北朝鮮に対してだけなのか。

 今後の態度次第では、米国は北朝鮮には軍事で、韓国には経済で「鼻血(bloody nose)作戦」を発動する可能性もありそうだ。

関連ニュース