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【高橋洋一 日本の解き方】G20大阪開催決定の背景に官邸と橋下・松井氏の良好な関係 都構想の住民投票に影響も? (2/2ページ)

 大阪でのG20では何が議論されるだろうか。G20首脳会合は世界金融危機を受けて開催されるようになった経緯もあり、やはり世界的な課題が取り上げられる。

 1年先の出来事を予想するのは難しいが、日本を含めた各国の関心事として、仮想通貨の規制問題がある。仮想通貨は国境を越えた取引になりうるので、各国との国際的な協調行動が不可避であるからだ。

 G20では、これまでも租税回避やクロスボーダー取引についての国際協調において一定の役割を果たしてきた。仮想通貨は、その使い方によっては各国の租税回避手段ともなり、また仮想通貨取引そのものがクロスボーダー取引の典型なので、G20でどのように対処するのかは、議論にふさわしい課題だろう。今年3月のアルゼンチンでのG20でも議論されるとみられるが、それで仮想通貨問題が解決するとも思えないので、来年の大阪でも議論の対象となってもおかしくない。

 仮想通貨のほかにも、世界経済の成長戦略、途上国開発援助、地球温暖化、テロ対策などは地球規模の課題なので、議論されるだろう。

 今年秋に大阪都構想の住民投票があるとされているが、今回のG20の大阪誘致がどのように影響するのかも、大いに注目すべきところだ。(元内閣参事官・嘉悦大教授、高橋洋一)

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