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「事故死した98人の遺体をセメント漬け」北朝鮮軍の中で起きていること (2/2ページ)

 同じ金川郡では1989年4月、高速道路の建設現場で橋が崩落し、現場で働いていた兵士500人が120メートル下の川原に落下する大事故が起きている。川原には原形をとどめない死体が散乱し、救助の看護師たちが気を失うほどの地獄絵図と化したという。

 (参考記事:【再現ルポ】北朝鮮、橋崩壊で「500人死亡」現場の地獄絵図

 このような事故が多発する原因として、北朝鮮特有の「速度戦」と呼ばれる突貫工事がある。

 太陽節(金日成氏の誕生日=4月15日)や光明星節(金正日氏の誕生日=2月16日)において成果として示すため、当日に間に合うよう、無茶苦茶なスケジュールで工事を行うのだ。その結果、手抜き工事が多発しており、鉄道や橋梁、建物の崩壊などといった大惨事が後を絶たない。

 NKDBのイ・ジェチュン理事長は「128万人の北朝鮮兵士たちが上官による暴言、暴力に苦しめられているのみならず、国の大規模な工事や過酷な訓練に動員され、中には死亡する者もいる」とし「北朝鮮の軍隊は事実上巨大な監獄で、兵士たちは収監者のような立場に置かれている」と述べた。

 北朝鮮軍の兵士たちに対する人権侵害は、ほかにも様々な形で行われている。その実態を、NKDBの分析に沿って報告する。

 (参考記事:【目撃談】北朝鮮ミサイル工場「1000人死亡」爆発事故の阿鼻叫喚

デイリーNKジャパン
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