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【富坂聰 真・人民日報】美容整形代に1億3千万円! 中国女性幹部の大胆汚職 (2/2ページ)

 彼女は江蘇省高郵市農業委員会の会計責任者だった2013年8月から15年12月の間に、公金1051万元(約1億7867万円)を横領し、うち800万元(約1億3600万円)を美容整形のためにつぎ込んでしまったという。

 「彼女は元々、地味な1980年代生まれの女性だったが、美容整形の魅力に抗しきれなくなったといいます」(地方の夕刊紙記者)

 彼女が美容整形に投じたお金で、最も大きなものは臀部の整形で約50万元(約850万円)だったという。

 美容整形にはまって公金に手を付けた女性幹部は柏玲に限った話ではない。

 遼寧省鞍山市国税局の元局長の劉光明のケースも同じ。劉は、すでに50歳を過ぎていたが、見た目では28、29歳で通るほどだった。

 彼女は公金に手を付けては香港に旅行に出かけて整形手術を繰り返していた。その総額は500万元(約8500万円)にも上ったという。

 興味深いのは、彼女が施した手術のなかでも、やはり最も高額だったのは臀部の手術で50万元だったという。

 ■富坂聰(とみさか・さとし) 拓殖大学海外事情研究所教授。1964年生まれ。北京大学中文系に留学したのち、週刊誌記者などを経てジャーナリストとして活動。中国の政・官・財界に豊富な人脈を持つ。『中国人民解放軍の内幕』(文春新書)など著書多数。近著に『中国は腹の底で日本をどう思っているのか』(PHP新書)。