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ポスト安倍、政局激化 「森友」改ざん野党は徹底追及 麻生氏辞任なら総裁選にも影響、党内の反主流派も蠢く (3/3ページ)

 政権の「屋台骨」である麻生氏について、安倍首相は「麻生氏には(徹底調査の)責任を果たしてもらう」として、続投させる意向だ。麻生氏も12日、記者団に進退を問われ、「考えていない」と答えた。

 だが、自民党関係者は「麻生氏は、権力や地位に執着する人ではない。調査が一段落した時点で、ある日突然、『辞める』と言い出しかねない。今は内閣支持率や政局への影響などを考慮し、タイミングを見計らっているのではないか」と語る。

 ただ、麻生氏が辞任すれば、政権基盤を直撃する。安倍首相が3選を目指す自民党総裁選にも影響を与え、「党内政局」を引き起こしかねない。

 興味深い数字がある。

 産経新聞とFNN(フジニュースネットワーク)が10、11両日に実施した合同世論調査で、次期首相にふさわしい自民党議員を尋ねたところ、安倍首相が30・0%とトップを維持したが、次点の石破茂元幹事長も28・6%と肉薄したのだ。前回調査から、石破氏は8ポイント増やした。

 石破氏は、総裁選で安倍首相と激突することが確実視される。財務省による公文書書き換えについて、「現場の官僚に、そんな権限があるとは思えない。一体、誰が行ったのかを明らかにしなければ、自民党の信頼が揺らぐ」と述べ、政権側を牽制(けんせい)している。

 「ポスト安倍」候補の1人と目される岸田文雄政調会長率いる岸田派も12日、総裁選をにらみ、派の政策提言をまとめる勉強会を開いており、派閥の動きも活発化している。

 二階俊博幹事長は12日、記者団に安倍首相の3選支持について「全く微動だにしていない」と述べ、「火消し」に努めたが、党内政局が流動化するリスクは消えていない。

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