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西部邁さん自殺、誰が手伝ったのか 精神科医「思想心理に価値観合う人物の可能性大きい」 (1/2ページ)

 1月に入水自殺したとされる評論家、西部邁さん=当時(78)=だが、遺体の両手が縛られるなど不審な点があり、警視庁捜査1課が、何者かが自殺を手助けした自殺幇助(ほうじょ)事件などの疑いもあるとみて捜査している。手伝ったのは誰なのか。

 西部さんは1月21日未明に行方不明になり、同日朝、東京都大田区の多摩川の水中で見つかり、死亡が確認された。遺体は両手が縛られ、川まで届くロープで近くの木と結びつけられており、口中には小さな瓶が入っていたという。家族以外の何者かが関与した可能性があるとみられている。

 月刊「正論」4月号で文芸評論家、浜崎洋介氏が執筆した「西部邁最後の夜 あの衝撃の死の謎」によると、遺体が発見される直前の20日夜、西部さんは長女と新宿の文壇バーで酒を飲んだ後、「これから会う人がいるから、先に帰りなさい」と言い残し別れた。深夜2時すぎに長女の携帯電話に、普段携帯を使わない西部さんから着信があったがメッセージが残されておらず、警察に通報。21日の午前6時40分ごろに遺体が発見された。眼と口は毛糸のネックウォーマーで覆われ、ロープには工事現場で使われるようなハーネスが付けられていた。

 浜崎氏は《生前ワープロを使わなかった先生が、どうやってワープロで遺書を用意したのか》《ハーネスやロープと遺書を先生がどこに隠し、それらをどう運び、さらに、あまり自由の利かない手で、どうやって木にロープを括りつけたのか》と疑問を呈している。

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