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金正恩氏が電撃訪中か?…北京には「特別列車」が到着 (2/2ページ)

 別の市民は「先週末から駅も税関周辺も警戒が厳しくなっている」「税関が閉鎖され、先週金曜日に中国に入国したトラックが26日午前の時点でも北朝鮮に帰国できずにいる」と述べた。この市民も、北朝鮮の高官が来たものと見ている。

 緊張した雰囲気は北京でも感知されている。北京の情報筋は、1週間前から中国外務省が北京駐在の北朝鮮大使館の関係者と異例の全体ミーティングを行うなど、注目すべき動きが起きていると伝えた。

 「以前とは異なる話が行き交っている。まもなく中朝関係改善などのいい話があるとの話も耳に入っている」(情報筋)

 現時点での情報を照らし合わせると、金正恩氏が電撃的に訪中した可能性がある。また、日本テレビは26日午後、北京に到着した北朝鮮の列車を捉えた。この列車は、2011年に金正日総書記が訪中した際に乗っていた特別列車と極めて似ているという。

 もし金正恩氏が訪中するとなれば、習近平国家主席と会談する可能性が高い。この数年間、中朝関係は悪化の一途を辿っていた。今年1月に、北朝鮮当局は日本以上に中国への警戒心を高めることを訴えていた。

 (参考記事:「日本は百年の宿敵、中国は千年の宿敵」北朝鮮で反中感情

 それでも、金正恩氏にしてみれば、4月の南北会談と5月の米朝会談が予定される中、それまでには中国の習近平氏と会っておきたいところだろう。中国をないがしろにした形で米韓との関係を築けば後々しこりが残ることは、さすがの金正恩氏も十分にわかっているはずだ。

 いささか早急だが、金正恩氏が習近平氏に会うには今がギリギリのタイミングなのかもしれない。

デイリーNKジャパン

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