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【不肖・宮嶋 コラコラ記】オウム死刑囚の拘置所移送、刑執行で「真実が闇に」やと? つけあがらせた大新聞が嘆くな (1/2ページ)

 やっとこさか? オウム事件の死刑囚がこの前、東京拘置所から次々と日本全国の刑場のある拘置所へ送られていった。

 死刑囚は執行前に、刑務所でなく拘置所に拘置される…なんてことは今さら、池上彰さんからでも解説されるまでもない。しかし、無知蒙昧(もうまい)な不肖・宮嶋も報道カメラマン生活、今年で35年、その間確かにハジ多き人生を送ってきたが、オウム事件取材では、ささやかな自負がある。

 それは、池上彰さんや、テレビでブイブイ言わせとる多くの有名ジャーナリストが、地下鉄サリン事件後に、取材とやらを始める、はるか前からオウムの危険性に気づき、ヤツらにレンズを向け続けたことである。

 オウムの重大犯罪のきっかけになった坂本弁護士一家の事件ですら、大新聞、大テレビ局、いや治安当局も宗教団体を恐れたのか、首魁・麻原彰晃という仰々しい名をかたった松本智津夫(死刑囚)のどこに忖度(そんたく)したのか、オウムの犯行をうかがわせる物的、状況証拠ミエミエやのにオウムのオの字も出さんかった。

 そのころから身の危険を感じながら、いかなるなれ合い、妥協もせず、オウムに立ち向かい続けたのである。

 大テレビ局のアナウンサーが首魁(=首謀者)を堂々と「尊師」と呼び、朝までの討論を仕切る有名ジャーナリストの番組が「特別なイス」を用意させていたときから、凶悪な犯罪者として対峙(たいじ)してきたのである。いま安倍政権に対し、あれほど強気にアラを探し続け、針小棒大に報道してきた朝日新聞も、そのころは、オウムの横暴、無法ぶりに見て見ぬフリやったのである。

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