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【不肖・宮嶋 コラコラ記】オウム死刑囚の拘置所移送、刑執行で「真実が闇に」やと? つけあがらせた大新聞が嘆くな (2/2ページ)

 そんな首魁をはじめ、松本サリン、地下鉄サリン、坂本弁護士一家殺害事件などに手を染めていた教団幹部ら13人の死刑確定囚のうち7人が移送されて、こりゃあ政府も執行するつもり…。いやいや東京だけでは刑務官らの心理的負担が大きすぎるから地方へ分散したんや、せやから死刑執行は近いなどと、まだ噂みたいな話に慌てたってしゃあないやろ。

 やれ(死刑が執行されてしまえば)事件の真相は闇に消えるやの、首魁の本当の狙いは分からんようになるやの、ロクに取材もせずにヨイショばっかでオウムをつけあがらせた大テレビ局が心配したってしゃあないやろ。

 さらに、これで事件は風化してゆくやの、信仰の自由を保証した「ケンポーを守れ」やの、「国家権力の暴走につながる破防法に反対」してきたあんたら大新聞社が嘆く資格ないやろ。

 だいたい、法律上は死刑確定後6カ月以内に、法相が執行を命令せんといかんことになっとるんちゃうの? あれほど財務省の文書改竄(かいざん)を追及する朝日新聞はなんで、法相が何に忖度し、執行命令出し渋っとるのか、取材せんの?

 ■宮嶋茂樹(みやじま・しげき) 報道カメラマン。1961年、兵庫県明石市生まれ。日本大学芸術学部卒業後、「フライデー」専属カメラマンをへて、フリーになり、数々のスクープ写真を撮影。世界の戦場でも取材を行う。

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