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「金正恩外交」に北朝鮮国内から期待と疑いの声…餓死者発生の情報も (1/3ページ)

 北朝鮮の金正恩党委員長は、3月25日から28日まで中国の北京を非公式訪問し、習近平国家主席と3時間に渡って会談を行った。このことは中国の新華社通信と、北朝鮮の朝鮮中央通信がほぼ同時に報じた。

 北朝鮮の朝鮮労働党機関紙・労働新聞も28日の1面で、中朝首脳会談のニュースを大きく報じた。これにより北朝鮮国民の知るところとなったわけだが、これについては様々な声が上がっている。

 平安北道(ピョンアンブクト)のデイリーNK内部情報筋は、地域住民の多くが「何か支援を取り付けて来たはずだ」と見ており、「経済封鎖(制裁)が近日中に解除されるのではないか」という期待の声が上がっていると伝えた。

 また、両江道(リャンガンド)の内部情報筋は、「中国(の指導者)とも会ったのだから、南朝鮮(韓国)や米国との会談も一瀉千里(早急に進む)に行くのではないか」という市民の声を伝えた。

 ただし、ポジティブに受け止めている人ばかりではない。「外国に一度も行ったことのない人(金正恩氏)が動いたということは、苦境が極度に達したという証拠ではないか」(情報筋)との意見を言う人もいるということだ。ちなみに北朝鮮国民のほどんどは、金正恩氏にスイス留学の経験があることを知らない。

 情報筋は、「このような批判は、金正恩氏は権力の座についてから核やミサイルに莫大なカネを使ったのではないか。父親(金正日総書記)より息子(金正恩氏)が使ったカネの方が多いのではないか、という推測を元にしたものだ」と説明した。

デイリーNKジャパン
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