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「ウソとだましの歴史」拉致被害家族が大ブーイング 北の欺瞞性を熟知 (1/2ページ)

 国際社会を裏切ってきた北朝鮮に対し、日本人拉致被害者の家族からも大ブーイングが起きている。東京都内で22日に開かれた集会で、融和姿勢を見せている北朝鮮を「信用すべきでない」との声が相次いだのだ。拉致問題でダマされ続けてきた家族は、北朝鮮の欺瞞(ぎまん)性を熟知している。全拉致被害者の帰国実現まで、制裁を維持するよう求めた。

 「あの国はウソをつきっぱなしで、今まできている。土壇場になって、まったく違う方向に行ってしまう可能性もある」

 1978年に北朝鮮に連れ去られた田口八重子さん(62)=拉致当時(22)=の兄で家族会代表の飯塚繁雄さん(79)は訴えた。

 今年に入って、北朝鮮は国際社会との対話姿勢に転じ、南北首脳会談、米朝首脳会談の開催が決まった。国際社会の圧力に窮し、擦り寄ってきたともいえるが、過去の歴史は北朝鮮が見返りだけを得て、「核・ミサイル開発」に邁進(まいしん)してきたことを示している。

 拉致問題でもデタラメぶりは変わらない。何の根拠もなく8人を「死亡」と説明し、被害者のものとするニセの遺骨まで提示してきた。

 77年に拉致された横田めぐみさん(53)=拉致当時(13)=の弟、拓也さん(49)は「彼らはウソとだましの歴史を繰り返している。全拉致被害者が帰国するまで、私たちは絶対に制裁の手を緩めてはならない」と話した。

 田口八重子さんの長男、飯塚耕一郎さん(41)も「仮に核・ミサイルで何か進展があるという話になると、日本に何らかの経済支援などを求めてくる可能性が高いが、『日本は拉致問題が解決しない限り、何もしない』『世論が許さない』と理解していただきたい」と求めた。

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