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【解剖 政界キーマン】「スーパー・リアリスト」が仕掛ける野党結集、立憲民主党・枝野幸男代表 (1/2ページ)

 学校法人「森友学園」をめぐる財務省の決裁文書改竄(かいざん)で、国会が緊迫してきた4月中旬、市民グループの主要メンバーが、立憲民主党の枝野幸男代表を数回訪ねた。だが、枝野氏の反応は鈍かったという。

 「(野党結集へ)こちらから主導的に動くことはしない。民進党と希望の党の新党(国民民主党)にも参加しない。もちろん(立憲民主党へ)来る者は受け入れる」

 このメンバーは「第一党の立憲民主党が積極的に動くべきなのに、その気がないようだ」と話すが、この反応を額面通りに受け取るのは早計だ。

 私は枝野氏を取材してきて、以前から「スーパー・リアリスト」と評してきた。勝つために、あるいはプラスになると思えば、変幻自在に切り替えていく政治家なのだ。

 立憲民主幹部がいう。

 「枝野氏は野党が連携して『大きなかたまり』をつくることを目指している。野党がバラバラだと力にならないのは当然だから。しかし、昨年秋の衆院選で、筋を通して多くの国民に支持を得たため、また誰と誰がくっつく態度は見せられない」

 そこで、「枝野シナリオ」が出てくる。

 「まずは、民進党と希望の党の新党の動きをじっと見ている。両党内に、立憲民主党に近い議員がかなりおり、合流せずに離れる。中には、他党に行けない比例復活組もいるので。受け皿を作って立憲民主党と連携し、やがて合流する。国民民主党とはその後、連携や合流を進める。つまり筋を通しながら裏で進めるということだ」(同幹部)

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