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消えゆく出入国スタンプ スムーズな出入国歓迎も…惜しむ声「旅の記念なくなる」 (1/2ページ)

 国際線で出入国審査の際、旅券(パスポート)に押す証印(スタンプ)を省略する対応が、各国の空港で目立っている。最新技術で本人確認する自動化ゲートの導入などと併せて、審査時間を短縮するのが狙い。日本でもゲート利用者の証印は省略が一般的だ。旅行者はスムーズな出入国を歓迎する一方で「旅の記念がなくなるのは寂しい」との声も聞かれる。

 ■混雑緩和

 「パスポート、プリーズ」。記者が1月に出張で訪れた韓国の仁川国際空港。出入国時に提示を求められた旅券に、証印は押されなかった。

 世界的に航空旅客が増える中、空港の出入国審査の混雑緩和は共通の課題だ。「先進国を中心に、審査時間短縮のため証印を省略する傾向がある」と、日本の空港関係者は説明する。

 法務省入国管理局によると、証印には出入国許可を証明する役割があり、日本の対面審査では出国時と入国時に押印。訪日外国人の入国時は、証印として滞在期限を明記したシールを貼る。

 ■ゲート導入

 各政府などによると、香港は2013年から証印廃止を進め、到着日や滞在期限が確認できるメモ用紙を代わりに交付している。オーストラリアでは、顔認証で本人確認をする「スマートゲート」を主要空港に設置し、利用者には押印しない。日本の旅券所持者は、入国時は16歳以上で利用可能だ。

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