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9世紀に関東で「M8」巨大地震が起きていた! 神奈川で証拠の地層を確認

 関東で約400年おきに繰り返すとされるマグニチュード(M)8級の巨大地震「関東地震」が、平安時代の9世紀にも起きていた証拠となる地層を、神奈川県温泉地学研究所などのチームが21日までに神奈川県内で確認した。

 関東大震災(1923年)などの関東地震は、太平洋-相模湾に延びるプレート境界「相模トラフ」沿いで起きるが、平安時代など古い時代の記録は少なく、実態はよく分かっていない。温地研の萬年一剛主任研究員は「証拠が乏しかった発生時期を、確実に絞り込めた」としている。

 チームは、かつて海沿いの干潟だった低地を掘って地層を調べた。神奈川県鎌倉市や逗子市で、貝を多く含み、干潟の痕跡を含む地層を12カ所でみつけた。

 干潟は波で削られてなくなるため、通常は地層に痕跡が残りにくい。今回確認した干潟は、巨大地震で一帯の地盤が隆起したため波で削られなくなり、そのまま残ったとみられる。

 地層の年代測定で干潟は「17世紀以降」「13世紀」「8~9世紀」の3種類と判明。9世紀の878(元慶2)年には、現在の神奈川県などで大地震があったとの文献記録があり、チームはこの元慶地震が関東地震だったとみている。

 政府の地震調査委員会は、江戸時代の元禄地震(1703年)、鎌倉時代の永仁地震(1293年)をM8級の関東地震としているが、それ以前の地震は明確に判断していない。

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