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北朝鮮で幹部の亡命が相次ぐ…金正恩氏の「親戚」も (1/2ページ)

 両江道(リャンガンド)のデイリーNK内部情報筋によると、最近は一般住民が脱北するケースより、幹部が権力闘争のワナにかかり、命からがら脱北するケースが増えているという。

 「最近、国境地域などで幹部の脱北が相次いでいるのは、幹部の間での権力闘争が深刻化している証拠だ」

 たとえば、松の実の密輸に失敗し、その罪をなすりつけられそうになった下級幹部が家族を置き去りにして脱北する事件が起きている。

 (参考記事:密輸失敗の責任を負わされた北朝鮮の下級役人が脱北

 一方、今年2月には金正恩氏の「親戚」に当たるとされる国家保衛省の大佐が脱北したとされる。大佐は金日成主席の母、康盤石(カン・バンソク)の父、康ドヌクの子孫、つまり金正恩氏と同じ曽祖父を持つ「白頭の血統」に連なる人物だ。当局は現在も大佐の行方を追っているが、発見には至っていない模様だ。

 (参考記事:金正恩氏、脱北した「親戚」の殺害を命令

 脱北していた北朝鮮の地方政府の幹部が逮捕され、今年5月に北朝鮮に強制送還されていたことがわかった。

 両江道(リャンガンド)のデイリーNK内部情報筋によると、この人物は両江道人民委員会(道庁)の地方工業部の部長だ。情報筋は司法機関に勤める友人の話として、この部長は2016年12月29日、脱北して中国に逃げ込んだが、今年5月初頭に中国公安当局から北朝鮮側に引き渡され、保衛部(秘密警察)に連行されたと伝えた。

 地方工業部長はなぜ脱北したのか。情報筋が語る事件の顛末は次のようなものだ。

デイリーNKジャパン
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