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【新・カジノ情報局】スロットの巧妙なワナ、大当たりの額と機械の設定が誘惑 台数制限しないと深刻事態? (2/2ページ)

 日本のパチスロの大当たりがせいぜい5000円であるのに対し、カジノのスロットは10万円や100万円はザラ。中には何千万円や何億円という目が飛び出るような当たりが出る台もある。

 その額が人間の心を狂わせる。

 日本のパチスロ(パチンコ含む)では配当がたかが知れているので大金をつぎ込むと取り返すのは無理とわかるが、カジノのスロットは配当がバカでかいので、当たれば取り返せるような気がして大金をつぎ込んでしまうのだ。

 マシンは巧妙に設計され、「次こそ当たるのではないか?!」と感じさせるような思わせぶりな出目が出る。もちろんそれは人間心理をもとに設計されたもの。

 客は延々やめられず、目が飛び出るような勝利を目指してのめり込み、気づけば財布がすっからかん…。別の意味で目が飛び出てしまうというわけだ。

 ■スロットが依存症最大の原因

 外国では盛んにギャンブル依存症の研究が行われ、最も悪影響があるのは「機械相手に単純な作業を繰り返すギャンブル」とわかっている。まさにスロットのことなのに、なぜ減らさず増やすかというと、客がハマり、カジノが楽して儲かるという蜜の味に逆らえないからだ。

 つまり胴元も「スロットの魔力」にハマっているのである。

 ちなみに日本のギャンブル依存症患者の9割以上がパチンコやパチスロの客であり、機械式ギャンブルの弊害が深刻になっている。

 日本政府はカジノ解禁に際して世界一厳しい依存症対策をとるというが、その言葉が本気かポーズかは、スロットの台数制限を導入するかどうかで判断できるはずだ。(作家・松井政就)

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