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ずさん工事、レオパレス「安普請」で有名だった 隣の声が筒抜け…業者「やっぱりな」 (1/2ページ)

 「やっぱりそうだったか」。これが不動産業者の反応だ。賃貸アパート大手のレオパレス21が、1996~2009年に施工したアパートで建築基準法違反の疑いがある施工不良が見つかったと発表した。同法が求める防火や防音効果を備えた住戸を隔てる壁がないなどの問題を確認したという。「レオパレスが作るアパートは隣の声が筒抜けするほど安普請というのは有名な話」(不動産コンサルタント)。この問題、そう簡単に収まりそうにない。

 同社の説明では、アパートの仕様変更に伴い防火・防音効果がある住戸を隔てる壁が必要になったにもかかわらず、一部物件の設計図面上に反映されていなかったのが原因としている。これまで確認された施工不良は、神奈川県や兵庫県など12都府県で計38件。物件所有者には直接通知するという。

 今後、19年6月までに同社が手掛けた全3万7853棟を調査し、19年10月までに必要な補修工事の完了を目指すともしている。

 都内で29日に記者会見した田尻和人取締役専務執行役員は「当社に施工管理責任がある」と陳謝。下請け業者に対する検査体制が十分ではなく、意図的な手抜き工事ではないと否定した。

 レオパレス側は施工に安全上問題ないと主張するものの、一部の自治体は建築基準法違反の疑いを指摘。国土交通省も「安全だからといって適法とはかぎらない」(幹部)との認識だ。

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