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米朝会談余波で“お払い箱”の文大統領 識者「北のメッセンジャーボーイ扱い」 (1/3ページ)

 歴史的な米朝首脳会談の陰で、文在寅(ムン・ジェイン)大統領率いる韓国の存在感が急落している。韓国では「米朝の仲介役」として、首脳会談に合わせた文氏のシンガポール入りが期待されていたが、実現しなかった。ドナルド・トランプ米大統領の記者会見でも、文氏へのメッセージは、日中首脳へのものと比べると淡々としていた。識者の中には、北朝鮮に今後、都合のいいように利用されかねないと分析する向きもある。

 米朝首脳会談を受け、米国のマイク・ポンペオ国務長官、日本の河野太郎外相、韓国の康京和(カン・ギョンファ)外相は14日、ソウルで日米韓外相会談を行う。北朝鮮政策をすり合わせ、3カ国の連携を改めて確認する。ただ、信頼関係を強化・維持する日米と比べると、米韓の間にはすきま風が吹いている。

 米韓関係の微妙さが表れたのは、12日の首脳会談当日だった。

 トランプ氏は米朝首脳会談終了後の12日夕、記者会見の冒頭で、「熱心に取り組んでいる韓国の文大統領に感謝したい。すぐに文氏と話すつもりだ」と、文氏に対する謝意を述べた。

 ところが、その後に言及した日本の安倍晋三首相には「私の友人」「いい男だ」などと評価し、中国の習近平国家主席は「素晴らしい指導者だ」と絶賛した。明らかに文氏と扱いが異なっていた。

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