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「トランプ氏は核拡散時代の道開いた」 自民・青山繁晴氏が激白 (1/2ページ)

 史上初の米朝首脳会談を受けて、「北朝鮮の非核化」や「日本人拉致問題」は解決に向かうのか。外交・安全保障に詳しい自民党の青山繁晴参院議員が語った。

 大きな目でみれば、「米朝首脳会談は失敗だった」と言わざるを得ない。「核拡散阻止」という本来の目的を達成できない可能性が高い。

 北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長は虐殺者の顔を捨てたわけではない。核弾頭らしきものをつくっただけで、「人権侵害だ」と非難してきた米国が手厚くもてなし、北朝鮮の安全を保証した。

 世界はどう思ったか。「核さえ持てば、世界のリーダーである米国は言うことを聞く」だ。こうした認識が広がって、核拡散を防げるのか。

 北朝鮮の核は、無くならない。核関連施設と技術力、生物・化学兵器を含む、大量破壊兵器を完全に廃棄するとなると、北朝鮮は「15年はかかる」と主張もできる。その間、核技術を国外移転し、外貨を稼げる。

 北朝鮮が、日本に撃ち込める核を持てば、米国の「核の傘」の信頼性が揺らぐ。私は日本の核武装に反対だが、議論には賛成だ。いよいよ議論を始めなければならない。

 ドナルド・トランプ米大統領は抑止どころか、核拡散時代に道を開く「地獄の釜のフタ」を開けてしまったようだ。

 北朝鮮にもリスクはある。金一族の独裁政権は、国家としての「正統性」がなく、世襲で成り立っている。正恩氏は首脳会談を機に公に姿をさらし、実はカリスマ性を捨てた。改革開放経済を導入すれば、金一族の独裁が終焉(しゅうえん)する可能性がある。

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