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【山口那津男 本音でズバッと】大阪北部地震 早急に課題を検証、防災対策の見直しを 通常国会延長で「水道法」成立目指せ (1/2ページ)

 大阪府北部を震源とする最大震度6弱の地震が18日朝、発生した。大阪府で震度6弱を観測したのは、気象庁の観測史上、初めてである。

 小学校のブロック塀が倒壊して死亡した小学4年生をはじめ、5人が犠牲となり、400人以上が負傷した。亡くなられた方々のご冥福をお祈りするとともに、被災されたみなさまには心からお見舞いを申し上げたい。

 鉄道、道路などの交通網が遮断され、エレベーター停止も多発した大阪は、通勤・通学時と重なり、大混乱に陥った。

 私は23日、大阪府本部所属議員とともに、高槻市や、茨木市、箕面市、吹田市などの被災現場を視察した。ブロック塀が倒壊した高槻市立寿栄小学校で献花し、黙祷(もくとう)をささげた。

 同校では、ブロック塀の倒壊を防ぐ鉄筋や「控え壁」が、建築基準法通りに施工されていなかった。高槻市の濱田剛史市長は「同様のブロック塀のある小学校は多数あり、迅速に対処する」と述べた。

 また、住宅の屋根が損傷し、梅雨時の雨もりが懸念されたが、必要なブルーシートの確保や配布に手間取り、屋根に張る人手も足らず、後手にまわるところもあった。茨木市の集合住宅では、カッパを着て一夜を明かした人もいた。住民の居住確保が急がれる。

 前出の濱田市長が「市の防災計画や訓練だけでは、現場が効果的に動かなかった。今回の教訓に沿って、見直す必要がある」と、私に語っていたのが印象的だ。

 今回の大阪北部地震は、さまざまな課題と教訓を生んだ。阪神淡路大震災以来、各地で続いている地震を踏まえ、国会としても、早急に衆参の災害対策特別委員会を開いて、課題を検証するとともに、防災対策などを見直す議論が必要だ。