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【国防最前線】在韓米軍撤退を深読み… 北への軍事行動「やりやすく」なる!? (1/2ページ)

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 米韓合同軍事演習の中止は、それに伴うドナルド・トランプ米大統領の発言があまりに軽率だったため、ショッキングだった。ただ、しっかりしたスタッフが代替策を作ることで、即応性や練度低下を防ぐことはできるだろうし、それを望みたい。そして、中止されたのは、あくまで「米韓合同軍事演習」であり、個別の訓練でカバーするしかない。

 今回、まず最初に中止されたのは「乙支(ウルチ)フリーダムガーディアン」という指揮所演習だった。トランプ氏は「war game」と呼んだが、コンピューター上での演習であり、まさに「war game」だ。こうしたものは規模を縮小して行うこともできるだろう。

 とにかく、目立たないように気遣いながら、各演習の計画に極力空白ができないように、関係者に知恵を絞ってもらわなくてはならない。

 演習に対するトランプ氏の「大嫌い」という発言は、最高指揮官が「好き」「嫌い」という物言いをするのかと、不快な気持ちにさせられる。もし、これが自身が軍事に無知であることを装い、相手を油断・安心させるための演出であれば、相当な食わせものだ。

 もちろん、日本としてはそちらの方がありがたいが、「今後、安全保障政策でもとんでもないことを言い出すのではないか」という不安感は否めない。その大きなものが「在韓米軍撤退」である。

 「韓国には3万2000人もの兵士がいる。帰国させたいと思っているが、今検討されていることではない」