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小泉親子が「政争」画策? 父は“天敵”小沢氏とタッグ、進次郎氏は「改革」強調

 小泉純一郎元首相と、自民党の小泉進次郎筆頭副幹事長の「小泉親子」の動向に注目が集まっている。「反原発」路線で、安倍晋三政権を批判する純一郎氏は、かつての天敵・自由党の小沢一郎代表の政治塾で講演し、高い発信力を持つ進次郎氏は、「国会改革」を掲げ、野党も巻き込んだ超党派の勉強会を主導する。9月の自民党総裁選や来年の参院選を前に、自民党政局や政界再編でも画策しているのか。

 純一郎氏の衝撃講演は、29日の朝日新聞朝刊が報じた。7月15日の小沢一郎政治塾で、「原発撤廃」や「再生可能エネルギーへの転換」などを訴えるという。

 純一郎、小沢両氏は以前、政権の座をかけて争った「天敵」だ。純一郎氏が初めて自民党総裁に選出された2001年、小沢氏は「小泉氏の改革理念は本物じゃない」「口先だけの小泉内閣」などと痛烈に批判していた。

 今回、「脱原発」でタッグを組む背景には、来年の参院選を見据える小沢氏側が、原発再稼働を進める安倍政権を揺さぶる狙いがありそうだ。純一郎氏には、革命政党・共産党の志位和夫委員長も秋波を送る。

 一方、進次郎氏は、超党派の勉強会「平成のうちに衆院改革実現会議」の事務局長に就任した。自民党や公明党、国民民主党、日本維新の会などから100人超が参加した28日の設立総会後、「すべての党派を超えて共有しなければ動かないのが国会改革という課題だ。必ず平成のうちに実現したい」と強調した。

 前日には、自民党の二階俊博幹事長に、行政スキャンダルの質疑に特化した特別調査委員会の創設などを含む国会改革の提言を出したばかり。

 政権への批判・苦言が目立つだけに、永田町では、自民党総裁選を前に警戒が高まるほか、「進次郎氏が若手を率いて自民党を離党すれば、多くの野党議員が合流する」などと政界再編を期待する向きもある。

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