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【長谷川幸洋「ニュースの核心」】「麻生氏の正論」叩く偏向新聞 「さっさと辞めろ」と息巻くばかりでは… (2/2ページ)

 政党支持率でも安倍政権支持の内訳でも、自民党支持が多いのは39歳までの層なのだ。

 働き盛りの世代は紙の新聞を読まない。それは通勤電車の景色を見れば、明白だ。みんなスマホを見ている。

 そう言うと、新聞業界の人は悔し紛れに「ニュースの母体は新聞だ」と反論する。いまや、そうとは言えない。感度の高い人はネットでしか読めない情報にアクセスしている。私のネットコラムを読んでいる読者も多い。少なくとも、某T新聞の社説読者よりは多いはずだ(笑)。

 いまだに、「マスコミは新聞とテレビ」と思い込んでいるのは、当の業界人間くらいである。それも50代後半以降の人たちだ。彼らは「マスコミの王者は自分たち」という郷愁に浸っている。

 もしも、マスコミの王者が新聞とテレビなら、安倍政権はとっくに倒れているだろう。倒れないのは、人々が「左傾の偏向新聞・テレビはキレイごとの建前ばかり」と見抜いているからだ。

 麻生氏は「インターネットや放送、通信を当たり前のように使いこなせる若い世代の自民党支持率が高いということが、ものすごく大事」とも言っている。

 これは新聞の話である。経営者は麻生氏の言葉を噛み締めたらどうか。勘違いした現場の記者が「麻生氏はさっさと辞めろ」と息巻いてばかりいるようでは、新聞に明日はない。

 ■長谷川幸洋(はせがわ・ゆきひろ) ジャーナリスト。1953年、千葉県生まれ。慶大経済卒、ジョンズホプキンス大学大学院(SAIS)修了。政治や経済、外交・安全保障の問題について、独自情報に基づく解説に定評がある。政府の規制改革推進会議委員などの公職も務める。著書『日本国の正体 政治家・官僚・メディア-本当の権力者は誰か』(講談社)で山本七平賞受賞。最新刊に『ケント&幸洋の大放言!』(ビジネス社)がある。 

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