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細野豪志氏「借用書」も作らず5000万円を借り入れ 「説明なければ政治家として今後の展望絶たれる」 (1/2ページ)

 細野豪志元環境相(46)=衆院静岡5区、無所属=が、「絶体絶命」の窮地に立たされそうだ。昨年の衆院選期間中、都内の証券会社から5000万円を受領した「裏金疑惑」で、何と当初、「借用書」(金銭消費貸借契約書)を作成していなかったというのだ。事実なら、常識では考えられないだけでなく、細野氏の「個人的借り入れ」という説明も、説得力を失う。疑惑はさらに深まった。

 「借用書なし」のニュースは、朝日新聞が1日朝刊で報じた。

 証券会社は、細野氏側からの依頼を受け、衆院選投開票3日前の昨年10月19日に5000万円を提供したとされる。

 朝日新聞は記事で、証券会社の内部文書などに基づき、細野氏側から借り入れの申込書はなく、5000万円提供時も、借用書は交わされなかったと伝えている。昨年12月ごろ、証券会社側が申込書と借用書を作成し、細野氏の押印を受けたという。

 さらに記事では、細野氏側が5000万円の受領後、3カ月以上、利子を払わず、証券会社側も求めていなかったという「不自然な構図」にも言及している。

 財務省関東財務局は昨年以降、証券会社の財務の健全性を調べるため、同社に未払いの理由の報告を求めていた。

 細野氏は6月28日、記者団の取材にわずか8分だけ応じ、「選挙後に(所属した)希望の党の運営に使う可能性に備えて、個人の判断で借りた」「法律に基づきやった」と説明した。