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【松井一郎 維新伝心】地震発災の「時間帯」に応じた対策の作成へ 大阪北部地震から2週間 (1/2ページ)

 大阪府北部を震源とする最大震度6弱の地震発生(6月18日)から、2週間が過ぎた。改めて、亡くなられた4人の方々のご冥福をお祈りしたい。大阪府で、震度6弱以上の揺れを観測したのは、気象庁が1923(大正12)年に地震観測を始めて以来、初めてだった。

 発災が午前7時58分と、人々が通勤・通学で移動する時間帯だったため、鉄道が止まり、高速道路が通行止めとなり、多くの方々が影響を受けた。交通インフラについて、正確な情報が迅速に伝わらない部分もあった。真摯に反省し、見直しを進めている。

 3日時点で、まだ約180人の方々が避難生活を送られている。民間の賃貸アパートなどを行政が借り上げる「みなし仮設」などを早急に用意して、今月中に普段の生活を取り戻せるよう、全力で取り組んでいる。

 地震が局所的だったせいか、住宅の全壊・半壊は少なかった。危険度判定は迅速にできたのではないか。都市機能のうち、鉄道や高速、電気、水道は3日ほどで回復した。都市ガスの復旧には1週間ほどかかった。

 こうしたなか、ガス会社の関係者を装い、「復旧の手続きにお金がかかる」などと言って、被災者をだまそうとする輩が現れた。これは許せない。私は報告を聞いてすぐ、大阪府警に連絡した。府と府警が即、注意喚起したことで、犯罪の抑止になっているようだ。

 今回の大阪北部地震で、発災時間に応じた、対策の必要性を痛切に感じた。日本列島は、地球を覆う4枚のプレートの衝突部にある。地震がいつ起きてもおかしくない。大阪では今後、時間帯に応じた、きめ細やかな対策を作成していく。全国の都市でも、ぜひ参考にしてほしい。

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