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「次官候補」逮捕に文科省衝撃 職員ぶちまけ「いい加減にしてくれ」 (2/2ページ)

 佐野容疑者は幹部候補生の登竜門とされる大臣秘書官などを経て平成24年以降は総務課長、会計課長を歴任。28年6月から約1年間、省内の人事や会計を取りまとめる官房長に就いていた。ベテラン職員は「佐野さんは元文部大臣と縁戚関係にあり、出世志向も強かった」と話す。

 佐野容疑者が官房長時代に便宜を図ったとされる「私立大学研究ブランディング事業」は、大学の特色的な研究を重点的に支援するもので、30年度は約56億円の予算を計上。補助額は1校あたり年2000万~3000万円で最長5年間支援する。29年度には188校が申請し、健康長寿社会の実現に向けた研究を申請した東京医科大学を含む60校が選定された。事業選定では外部の有識者で構成される事業委員会が審査するため、幹部の一人は「どうやって関与したのか分からない」と話した。

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